自分のレベルにあった英語の参考書を選ぶ
以下のように思ったことはないでしょうか。
◆英語が苦手な人
「英語が得意な人が勧めてきた参考書を読んでみても、分厚くて、わかりにくい説明で挫折してしまった」
◆英語が得意な人
「英語が苦手な人が絶賛している参考書を読んでみると、くどい説明で、ものすごく退屈」
このように思って当然です。
なぜなら、自分のレベルにあった参考書を読んでいないためです。
少し、わかりにくいので、例示してみましょう。
まずは、以下の「説明A」と「説明B」を読んでみてください。
◆説明A
SEOとは、特定のキーワードで上位表示をさせるテクニックのこと。
◆説明B
ホームページに人を集める手段として、SEOがあります。では、SEOとは、どういうものでしょうか。たとえば、「英語学習のホームページ」を運営しているとします。そこに人を集めたいときに、SEOが役立ちます。どういうことか?
みなさん、GoogleやYahooなどの検索エンジンで検索すると思います。それと同じように、英語学習の方法を知りたい人も、英語学習法を知りたいとき「英語学習」などと検索します。もし、検索エンジンで「英語学習」と検索したとき、検索結果の上の方に、あなたのホームページが表示されれば人が集まります。SEOとは「英語学習」などの特定のキーワードで上位表示させる技術です。
SEOという言葉を知らない人にとっては、説明Aよりも説明Bの方がわかりやすいのではないでしょうか。
一方、SEOという言葉を知っている人にとっては、説明Bは長々しくて退屈な説明文です。説明Aの方が簡潔に説明していて、わかりやすいと感じるのではないでしょうか。
つまり、SEOについて詳しい人(SEOの知識レベルが高い人)は、説明文Aが良く、SEOについて詳しくない人は説明文Bがいいといえます。
このように、説明文を読む人のレベルによって、どのような説明がいいのかが、変わるのです。
というわけで、話が長くなりましたが、英語の参考書を買う前に、まずは自分のレベルを知る必要があります。自分のレベルを知れば、どのような参考書を選べばいいのかわかるようになるためです。
ちなみに、自分のレベルを知るといっても、それほど難しいことではありません。「英語が苦手」「英語が普通」「英語が得意」くらいで十分です。
なお、レベルの基準になるのが、「中学英語」が理解できているかどうかです。中学英語が理解できていない人は、「英語が苦手」だと思うといいでしょう。